はじめてギターを買う人へ 2019春

はじめてギターを買う人のガイドです

ギターの長さや重さは結構違う。

ではいよいよギターを選びましょう!

 

初心者のギター選びについてはさまざまなところで語られていますが、やはり見た目は大事です!初心者のうちは音の良しあしはよくわかりませんし、例え良い音が出る楽器だとしても、その良さをひきだすことはできません。それよりも、毎日触りたくなるかどうかが重要。

あこがれているミュージシャンがいるなら、その人と同じ形や色を探すとよいのではないでしょうか。ただ、ネットで形だけ見てもわからないことがあります。それがギターの大きさや重さです。構え心地、触り心地のよいギターでないと、愛着はわいてきません。

 

ギターは種類によって重さが結構違いますし、形によって構えやすさも違います。またネックの長さや形も違いますので、特に体や手の小さな女子はいろいろなギターを構えさせてもらいましょう。

 

 

例えば、もっとも一般的な形であるストラトキャスターと呼ばれるモデル。

f:id:cosmicpeekaboo:20190317121929p:plain

Bacchusのストラトキャスターモデル

こちらのカタログを確認すると、スケールが25 2/1inchと書いてあります。これはロングスケールと呼ばれる長さです。

 

 

一方、「けいおん!!」のあずにゃんが弾いているムスタングというギターはショートスケール(24inch)ですから、上のストラトキャスターと38mmも違います。実際に手にすると、かなり違いますので体の小さな女子はこちらの方が弾きやすいでしょう。

f:id:cosmicpeekaboo:20190317153653p:plain

Squireのムスタング。ショートスケールです。

 

ちなみに「けいおん!!」の唯ちゃんが弾いているレスポールというギターはミディアムスケール(24 4/3inch)で、ストラトキャスタームスタングのちょうど間になります。

f:id:cosmicpeekaboo:20190317154448p:plain

Epiphoneのレスポール。ミディアムスケールですが、重いです。

弦の長さが違うということは、ネックの長さが変わるとともに、弦の張力も変わるということなので、弦長が短いほど、弦の押し心地が柔らかく感じられます。

 

 

ギターによって重さもまちまちです。ギターの重さは、木の材質や大きさ、セッティングされている金具などで変わってきます。例えばムスタングの重さはだいたい3キロ前半ですが、レスポールは4キロを超えることもざらにあります。ギターは肩からぶら下げて演奏するものですから、1キロの違いは大きいです。

 

 

注意点としては、同じような形であっても、メーカーによって長さや重さは違います。例えば前述のムスタングですが、Bacchusのムスタングはミディアムスケールですし、レスポールもメーカーによってはボディ(本体)を薄くすることで、軽くしているものもあるようです。

 

ということなので、ギターの購入はいきなりネットでではなく、特に初心者の場合はお店でいろいろなギターを触らせてもらいましょう。10万円を超えるようなギターはともかく、2、3万円程度のギターならば、店員さんも気軽に触らせてくれますよ。